【訪問レビュー】大正九年創業!伝統を全身で味わうことができる老舗蕎麦店「神田 尾張屋本店 (かんだおわりやほんてん) 」

こんにちは。kentaです。
今回は大正九年創業の蕎麦屋「神田 尾張屋本店」さんにランチでお邪魔したので、そちらの訪問レビューをしたいと思います。

まず見てください。このビル!
こちら「神田 尾張屋本店」さんの5階建の自社ビルだそうです。

こちらは一階部分の外観です。
飲食できるのは自社ビルの1階と2階のようです。

こちらは2階部分の内観になります。
内観は歴史を感じさせながらも、清潔感もあり素敵な雰囲気です。

2階部分に設置されている「つくばい」。
何気ないですが、こういったものがあることで情緒が生まれるため、その場にいるだけで上質な瞬間を味わうことができます。

お店に入って2階にあがる際に短歌のようなものが展示してありました。
「あまやどり 夕立あとの すずやかさ もう いちまいねと せいろそば」
日本蕎麦協会の会長も務める3代目田中 秀樹さんが書いたものでしょうか?
短歌に縁がない私なりに意味を解釈すると、
夏の暑い時期に激しいにわか雨に打たれてしまって、雨やどりにと蕎麦屋になにげなく入店。そこでせいろそばを食していたら、せいろそばによって涼むことができ、かつ美味しかったので、ついつい、もう1枚せいろそばを注文してしまった。
ということですかね?
個人的にはその情景が浮かんでくるので良い短歌だなと思いました。

蕎麦だけでなく一品料理も充実してますね。
今回はランチでお邪魔したので、次回はディナーでお邪魔したいと思います。

こちらは蕎麦と御飯もののメニューです。
蕎麦だけでなくうどんも用意されているようです。
どれも美味しそうなので、何を注文するかホントに悩みました…

割り箸にもこだわりが。
店舗も神田に2店舗、飯田橋に2店舗の計4店舗あるようです。

薬味は樽型に入った一味とゆず七味の2つのようです。
お好みで使い分けれるのはいいですね!

こちらは、エビ、イカ、キス、野菜(今回はナス)の天ぷらがついた天ざるそば。
天ぷらは、衣はジューシーさを残しつつ、エビはプリプリ、キスとイカはふわっと、ナスはジュワーとそれぞれの味がうまい具合に生きています。
北海道、長野をはじめとする国内の中から厳選し、自社製粉工場にて製粉した蕎麦は細切りの二八蕎麦で硬めの食感。噛むと蕎麦の風味がふわあっと立ち上ります。つゆは江戸前とよばれる醤油によ濃い目の味付けです。

こちらは野菜や海鮮のかき揚げ白髪ねぎを温かいつゆでいただく重ねねぎせいろ。
天ざるせいろの天ぷらに比べ、こちらのかき揚げはサクッとした食感です。
刻んだ白髪ねぎが入った温かいつゆは天ざるそば同様に濃い目の味付け。かきあげの油による旨味がつゆに溶け出し、より一層食欲を高めてくれます。細めのそばとの相性もグッとです!

こちら、いか天が4つも入ったボリュームたっぷりのいか天おろしそば。
濃い目のつゆを器にぶっかけていただくタイプです。
いか天はふわっとした食感でイカ自体は薄味ですが、つゆが染み込んだときに絶妙の味付けになります。
かいわれの苦味と粗くおろした大根と一緒に食べる蕎麦は、旨味・塩味・苦味・甘みの4味を同時に味わうことができ、味に深みを与えてくれます。

やはり蕎麦を食べた後の締めはそば湯ですよね。
神田 尾張屋本店さんのそば湯はやや濃い目のそば湯です。
とろったした喉越しとともに蕎麦の香りがふわっと香ります。そば湯は蕎麦を食べた後の楽しみを増幅してくれる素敵な飲み物ですね!

もり蕎麦やざる蕎麦で使った器を天日干ししているのは初めて見ましたw
さて、今回は「神田 尾張屋本店」のご紹介をさせていただきました。
お店の外観から店内、食事すべてにおいて伝統を全身で感じられることができました。
次回は、夜に訪れたいと思います。
神田須田町にきた際は、ぜひ一度行ってみてください!
-
前の記事
【神田須田町 グルメ】おすすめ5選のご紹介!〜そば編〜 2019.09.17
-
次の記事
延壽稲荷神社(えんじゅいなりじんじゃ) 2019.09.26